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drag race

何を血迷ったかこの歳になって突然始めてしまったドラッグレース。
数ヶ月の間に、原型をとどめないほどの改造を施し、目指すはHパターン最速。
JDDA WEST Rd.12005-04-23

ヘボいレースを繰り返さないために記録しておきます。自分への見せしめです。

■予選一本目
バーンナウトするとすぐに回転が落ちてしまうので何でだろうと思っていたら、サイドブレーキを引いたままだった。動揺を隠せないままステージング。スタートレブを6800rpmあたりに設定してミートしたけど、いきなりのホイールスピンで思ったほど前に行かないので、もう一度合わせたが既に1速は終わっていた。半クラッチのまま2速に入れたので、悪い癖でスロットルを緩めてしまった。そしてリズムが悪いまま3速に入れるが、パワーバンドをはずしてしまってギッコンバッコン状態で、ブーストが掛かったあたりからいきなり後輪が滑って前に行かず。そしてまたスロットルを抜いてしまって4速でパワーバンドをはずす。今までで最悪の走りだった。

■予選二本目
新品タイヤだったので一本目にだいぶ焼いたつもりだったが、走行後にチェックしてみるとまだ全然足りなかった。それをふまえて今度はより長く焼きを入れた。スタートレブを少し下げてミートしたけどやっぱり前に進まない。それでも一本目よりはましだった。2速へはノークラッチでスロットルも緩めずに入れる事が出来たので気が緩んだのか、なんと2速から5速へ入ってしまい、慌てて3速に戻したが時既に遅く、またまたはずしてしまった。そのまま4速でゴール。とりあえずグリップはしている様子なのでエアーは次もこのまま行く事にした。そして予選順位は15台中11位。

■ラダー一回戦
スタートレブを元に戻してより慎重にミート。スリップは相変わらず多めだけど少しはましになってきた。が、相変わらずリアクションが悪くて先行される。その差は1.5車身くらいか。だけど今度は順調にシフトアップして行って、3速で追いつきそうになったので、4速で抜き返せそうと思ったが、4速に入ったとたんになぜか吹かずに失速してしまい追いつけないままゴール。ラダー一回戦で敗退。

□いいわけ其の壱
他人の車はドライビングポジションが全然合わない。ちびで短足の私にはペダルが遠すぎた。クラッチを踏み込むと足がプルプルする。応急処置で座布団を背中に当ててはいたけどやっぱり遠かった。厚底ドライビングシューズなんて見たことないしあっても怖い。

□いいわけ其の弐
ファイナルが高すぎ。1速があっというまに終わってしまうのでリズムに乗れない。もっと遠くまで行きたい気分。GTRに比べてパワーバンドが狭くピーキーなので普段乗っていないのもあって、うまく乗りこなせない。つまり美味しいところだけをうまく使えない。

□いいわけ其の参
スタートでラインロックを使いたかったけど、スイッチに指が届かず。おかげでサイドブレーキで初速を殺していたので、リアクションタイムも悪くなった。

と、こんな感じで情けない結果に終わってしまった。なのでラダーでのタイムも確認せずに帰ってきてしまった。でもひとつだけ救いがあったのは、0-18mの区間タイムが徐々によくなってきて三本目には2.001secだったこと。これはこの車がベストタイムを出したときより速いのであります。えっへん。と一応いばってみたけどカッコ悪いのは重々承知なので突っ込みは止めて。


今季初レース2005-04-22

待ちに待った今期の初レースがいよいよ明日に迫ってまいりました。が、残念ながら車が出来上がっていません。ロールケージはおろか肝心のエンジンすら組んでいない有様です。ま、第二戦は8月なのでそれまでゆっくりと仕上げていくつもりです。

でもしかし実は明日のレースに代走で参戦する事が決まりました。別クラスなのですがSR2.2kitを組んだ180SXです。昨年のベストタイムが11秒3なのでせめて同タイムは狙っていくつもりです。昨夜セッティングを兼ねて少しだけスタートの練習をしたのですが、全くもって操縦方法が違うのに戸惑っています。いつもの車は四輪駆動なので、後ろから蹴飛ばされたようなまさに発射といった感じでスタートできるのですが、180は二輪駆動なのですぐに後輪が滑ってしまって前に進まないのです。エンジンとクラッチとミッションとデフとタイヤの気持ちをよく考えてスタートしないといけません。はっきり言って考える事が多すぎます。私には無理です。多分明日は何も考えずに身体の反射だけを頼りに走る事になりそうですが、せめてそれまでにイメージトレーニングをしておきます。


2005年スケジュール2005-02-17

今年のレース開催日が各主催者から出揃ったのでまとめてみました。標的はJDDAですので全戦出場予定です。HKSは練習もしくはセッティング目的で参戦できる限り走ろうと思ってます。

そして今年の目標は、リアクション込みで9秒台前半。

主  催場  所
313HKS九州 #1オートポリス
423JDDA WEST #1セントラル
58HKS近畿 #1セントラル
619HKS九州 #2オートポリス
820JDDA WEST #2セントラル
923HKS九州 #3オートポリス
108HKS近畿 #2セントラル
1119JDDA WEST #3セントラル
1123HKS九州 #4オートポリス

2004年の結果2004-12-07

今年の春から始めたドラッグレースの一年を振り返ってみたら、結構まともな結果になっていたので調子に乗って発表してしまいます。

【AMKREAD】 ・4Bクラス ・第二戦 3位 ・ベストタイム 12.769sec.

【JDDA】 ・10秒OPENクラス ・ポイントランキング 6位 ・ベストタイム 11.514sec.

【HKS】 ・GTRクラス ・総合 5位 ・走行タイム 2位 ・ベストタイム 10.240sec.

初参戦でいきなり3位も嬉しかったが、自分で驚いたのが HKS 最終戦で 0〜18.28m の区間タイムがプロクラスを含む全参加者中でトップだったこと。この区間タイム順位と走行タイム順位は、ほぼ同じであるのでこれは飛び上がるほど嬉しかった。それから JDDA ではまともに戦えていないにもかかわらず、ランキング入りできたのも嬉しいのであります。これでランキング上位150台中139位(夏の時点)から一気に20位以内には入れるでしょう。

こうやって振り返ってみると、参戦一年目としては上々ではないかと思うのであります。徐々にタイムも上がってきているし、目標の9秒台も見えてきた。もちろんそれなりの代償は必要ですが、この歳になってこんなにアツくなれるものがあるのは良いことだと思うのです。ただしここから先はそんなに甘くないのも分かっていますが、来年ももちろん挑戦するつもりなので、その分働いて稼がないといけないと心に誓った次第であります。


HKS Drag meeting2004-11-23
バーンナウト

忙しいさなか、何とか時間を作って参戦したHKS Drag meetingの最終戦。場所はバブルの象徴である大分県のオートポリスサーキット。ゲートオープンが午前5時なので、夜中に到着してゲート前にテントを張って仮眠を取って体調を整えるつもりが、うるさい連中が下手なスタート練習で大騒ぎしていて結局良く眠れず。うぅぅ。

あくびを連発しながらとりあえず暖機をして、軽く回してみる。うん、いい調子。エアコンからヒーターまで全部取っ払った軽量化の効果も体感できる。こりゃぁいいタイムが出せそうだとほくそえむ。ふふふ。

そして夜が明け、朝日に照らされながらバーンナウトを行う。慎重に回転数を抑えてじっくりとタイヤに熱を加えてやる。ミラーでもうもうと立ち上る煙の様子を確認しながら、ラインロックを切る。四輪駆動に切り替えてからコース上でドライホップすると、がっちりと四本のNITTOタイヤが路面に喰らいついているのがわかった。よし、いける。そう確信してステージング。対戦相手はR30(だったと思う)。ゆっくりと間合いを取ったので相手は既にステージングを終えていた。早すぎるぞと思いつつまたも笑いが込み上げてきた。ふはは。

今回からはリアクションタイム(反応時間)を気にしていつもより早めにミートした。ファールを示す赤ランプが点いていないのがはっきりと目視できるほど余裕のスタートだった。慎重にミートしてなるべく遠くまで飛ぶようにスタートし、すかさず2速にシフト。ここまでは順調。そして2速でもう少し先まで行くつもりだったのに、思ったよりほんの早くミスファイヤリングシステムのレブリミットに当たってしまったのでコンマ何秒かほどロスして3速へ。車が遅く感じたので加給圧を上げたいと思ったがさすがにレース中には出来なかった。そして3速も思ったより早めにレブに当たってしまい、4速でゴール。しかし手ごたえはあった。わはは。

今回はスタート直後に相手が後ろに吹っ飛んで行くように見えたので、2速に入れた後でミラーに写る姿を確認する余裕があった。いつもはステージング直前からバクバクいう心臓も今回は静かであった。スタート前に思い直してレブ設定を上げるほど落ち着いていた。そして記録は自己新の 10.240sec.で今シーズン終了。わはははは!


ここから先は2004-10-19

前回のJDDAでの反省点をふまえ、これから先の事をあれこれ考えてはコソ練(こそこそと練習する事)を繰り返す日々です。まずはなによりスタート。Sタイヤでは既に限界なのでここはひとつNITTOに変更するしかない。となれば当然バーンナウトする必要があるので、二輪駆動切り替えシステムを搭載しないといけない。この前のタービン交換時にラインロック用のソレノイドは取り付け済みなので、二駆スイッチを追加すればこの問題はクリア。

シフトアップ時にパワーバンドを外れるのを防ぐためには、○○○○を○○○のまま○○を○○るしかないので、この方法をしっかり頭に叩き込んで身体で覚えるまで練習するしかない。誰がここを見ているかわからないので、あえて伏字にしました。ここまで来るのに苦節半年かかってるからね。上級者には当たり前のことなんだろうけど。

そしてHKSのブーストコントローラーが宜しくないので、他社製の実績のあるタイプに変更する予定。現在はゲートスプリングのみで、開放が1.8キロなので良くかかっても2.0くらいなのです。ちゃんと仕事をしてくれるブーコンが付けば2.2キロかけて今までのカタキを取るつもり。

年末にあるJDDA最終戦には仕事の都合で行けないので、その前のHKS九州大会が事実上の最終戦となります。ある程度の軽量化も済ませたのでここから先は純粋に操縦技術の勝負となります。それにしても後ろ側のタービンにスラスト方向のガタがあるのが気になる。予備を準備しておかなきゃいけないな。次は名前とタイム入りで雑誌掲載を目指すぞー!


わおっ!2004-10-12

本日届いた DRAG Magazine に前回出場した時に撮られた写真が使われているのを見て嬉しいやら恥ずかしいやら。この写真の黄色いレーシングスーツに白いヘルメットがワタクシなのであります。

できることなら【優勝】のキャプション付で掲載されたいのが本音ですが、これはこれで嬉しいものですね。一般書店では販売されていないので皆さんの眼に留まる事はないと思うのですが、一応ちゃんとした雑誌に載ってしまったというのはウレシイ。

次回はちゃんとどこの誰だか分かるような載りかたをしたいとひそかに誓った管理人でありました。今夜は祝杯だ〜!


JDDA WEST #22004-09-18

結局38GKが不発に終わったので改めて25Gツインへと仕様変更し、500kmの慣らしと仮セッティングが終わったのがレース前日。とうとう一度もまともに走らせないまま積載車に積み込んで姫路へ向けて出発。車の少ない中国道を走って加西SAに朝の4時に到着して仮眠。うつらうつらしていると突然の大雨と雷で眼が覚める。天気予報が関西地方に大雨洪水注意報と報じているので、泣きそうになりながらもとりあえずサーキットに向かうと何とか雨は止みそうな雰囲気になってきた。

どうにかこうにか開催が決まったので嬉しくなって予選は一番手で並んだ。ドライホップが見事に決まったので思わず笑いが出る。そしてそのまま笑いながらスタートしたら見事にストールして今度は苦笑。気を取り直してもう一度合わせるがまたもやストール。間抜けもいいところであった。アメリカ人風に両手を広げて肩をすくめながら2速へ入れてブーストがかかったとたんに今度は思わずにやけてしまうような鋭い加速をしてくれたので3〜4速と感触を確認しながらゴールライン通過。そしてまた異様な煙にむせながらボンネットを開けると、またも炎が上がっていたので慌てず騒がず用意の消火器をプシューっと吹き付けてから場所を確認したら、出火場所が断熱材だったのでそのあたりの断熱材をむしりとって高性能の断熱シートを貼り付けて応急処置とした。

とにかく走れるのが嬉しくて嬉しくてニコニコしながらトーナメント一回戦に臨む。コースインしたら巨大なカマキリがウインドウにとまっているのに気づき、指で突付くが逃げない。なんだこいつはと気にしつつそのままドライホップしたら見事に喰われて失敗。スタートは9000rpmオーバーで慎重にミートしたらリアクションが思い切り遅くなってしまった。後ほど監督に「東京ディズニーランドまで遊びに行ってきたくらい遅かった」と言わしめたくらい遅かった。でも今度は喰われる事もなくスルスルと車が前に出たと思ったら、あっという間に先行車を追い抜いてしまったのでまたも笑いが出てしまった。思わず声に出して「わははこれは気持ちイイぞ〜」と叫んでいるとシフトアップするのを忘れている自分に気が付いて慌ててシフトしている間にまた先行されてしまった。「こらこら待て待て〜」と叫びながら残りあと10mあれば抜き返せたくらいのタイミングでゴール。と、あまりにも間抜けな一回戦惜敗でありました。

まぁ自分でもあきれるくらい気合が入ってないレースとなってしまいました。でもそれくらい気持ちよく車が前にカッ飛んでいくのですよ。まさに快感です。これで次からは戦えるのがわかったので細かなセッティングを詰めて、第三戦に臨む次第であります。


火を噴くGTR2004-07-28
あぁぁ、新品のタービンが〜!
情けない姿に・・・

慣らし運転もそろそろ終盤。ぼちぼち6000rpm位まで回してもいい頃なので、1速〜3速までかる〜く引っ張ってみる。おぉ、いい感じじゃないですか。ブーストの立ち上がりもスムースで、なかなかいい仕上がりである。ふっふっふ、と思わず笑みがこぼれるほど。

さて今夜は遠回りして帰ってみるかな。英彦山登って耶馬溪に抜けて帰ったらちょうど100kmくらいかな〜などと考えながら、信号停止。そして青になったので、スタートしようとクラッチミートした瞬間に、パンッ! と、アフターファイヤーの音がしたのでミラーを見ると、ちょっと尋常じゃないほどの白煙が上がっている。ありゃぁぁぁ! 足が出た(エンジンの中が粉々になって部品がエンジンの壁を突き破って外に飛び出してくる事)か? と思えるほどのすごい光景であった。

いいタイミングで退避できる場所があったので、車を止めつつ燃圧と油圧をチェックするがともに正常。燃料ポンプを止め、ラインの残圧を抜きエンジン停止。車から降りてボンネットを開けようと手をかけたら、中からちろちろとオレンジ色の炎が見えた。反射的にボンネットをドンと閉め、底を覗くと燃えてる燃えてる。ちろちろからめらめらになりつつある、まるで悪魔のような炎。

頭に新聞記事が浮かんで来たのを、ぶんぶんと頭を振って払いのけつつトランクを開けてバッテリーを切る。師匠に電話を入れて指示を仰ぐが、自然に鎮火するのを祈るしかないと言われて、頭の中の動揺メーターはレッドゾーンに入る。ひぇ〜、全焼コースまっしぐらか〜とビビリながらもボンネットの温度を確認しつつ鎮火を待つ。本番の時には積まなきゃと思いつつ置いたままになっている消火器を思い出すがどうしようもない。あとはトランクにあるダウンのシュラフを、底から突っ込んで酸素供給を断つしかないなぁ、でももったいないなぁ、けど車全焼より絶対いいよなぁ、などと動揺したままあれこれ考えていた自分が今だから笑える。

数分後、何とか鎮火しつつあるのが分かったので、風よ吹くな〜と叫びつつそのまま様子を見る。救援の積載車を呼び、冷えるのを待ってからボンネットを開けてみると、タービンへの給油配管部からのオイル漏れが原因と判明。漏れたオイルが排気側のタービンにかかって着火した模様。フード裏の断熱材が燃えて、少しだけ塗装が泡を吹いていたけど、幸い配線類は燃えていなかったので、配管を交換すれば大丈夫な様子に心底ほっとした。

教訓。古い配管の再使用は止めましょう。もし破損してもタービンやエキマニに直接オイルが掛からないようにしよう。そして消火器も忘れずに。それから覚えていて欲しいのは、こんなパターンであわててボンネットを開けてしまうと、冗談ではなく全焼します。気をつけましょう。ってそんな車には誰も乗っていないって? それにしても、車がパジェロだったら時節柄大騒ぎになっていたんだろうなぁ...


wonderful RB26DETT !2004-07-25
これぞ King の名前が与えられたタービン
これがツリーライト

ノーマルタービンのままブーストアップ仕様から始まった BCNR33 のチューニングがついに来るところまで来てしまった。腰下まで手の入ったフルチューンエンジン+T88H38GK タービンは怖いほどの加速をしてくれる。これなら念願の10秒台突入も夢ではない。しかし最近は練習が出来なかったので、頭の中でも上手く走れない状態である。

何度もシミュレーションしてみるが、どうも2速に入れるタイミングが分からないばかりか、3速へのシフトアップが遅れてしまう。ストール覚悟で低めのシフトを思い描いて、地道に練習を繰り返すしかないみたいだね。最後はやっぱり身体で覚えないと本番はとても走れないしな。

次のレースは8月28日の JDDA WEST 第二戦。残り一月でどこまで乗りこなせるようになるか見ものですな。次からはさすがにリアクションタイム無視と言うわけには行かないだろうし。

本番までに燃料ポンプも交換しておかないと、回し過ぎて燃圧不足でブローなんて笑うに笑えない。がんばろー


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