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ひとり欠け、もうひとり欠け、最後まで元気だったくぅさんも旅立ってしまった。
ペットロスは嫌なので新人くんを迎えました。
Commander Vande Clobe Noble Potpo2016-12-07

<<< 2019年1月 追記 >>>
我が家の一員になって2年が過ぎ、貧相無い痩せねこが標準体型になり、首周りがプラチナ色の長毛になりファビュラスねことなった。布団には入ってこないけど膝には乗るし(厚かましく)テーブルにも乗るようになってきた。これまでに都合3回私の手を噛んで少尉から少佐に昇格したし、先日は美穂さんから"ノーブル"のミドルネームも頂いた。しかしながら家での呼び名は「おっさん」である。
<<< ここまで 追記 >>>



2016年11月7日に北九州市動物愛護センターから譲り受けたが、出生などが一切不明とのことで、夏に我が家からほど近い街の道端で動けなくなっていたところを市民に保護されて、センターに持ち込まれて治療を受けて快復したところとのこと。雑種、雄(玉あり)、猫白血病及び猫エイズ共に陰性、センター獣医師の見立てでは中齢、保護時は両足に褥瘡ができていて歩けない状態だったのを治療したとのことで、今でも少し動きが不自然。だけどジャンプも出来るし走ることもできる。同じケージにいた高齢のシャム風柄の毛玉爺様と一緒に真菌症を患っており、ところどころにハゲあり。今に至るも完治せずに毎日塗り薬を嫌々ながら塗られてる。

我が家に来て今日でちょうどひと月が経つが、食欲旺盛、出るものも至って健康的でトイレの失敗もなく優等生だけど、砂掛けをものすごく嫌そうにするところが毎回見てて笑える。トイレの前と後は大声で騒ぐのですぐに分かるところも良いかも。食べるものに対して異様なほどの執着を見せる割には諦めも早い。缶詰を開ける音には反応しないくせにカリカリの音がすると大騒ぎする。ぷっちの薬や経管栄養をはじめ珈琲豆にも最初は大騒ぎするけど、自分の食べ物じゃないと分かると次からは反応しない賢さも見て取れる。少し落ち着いたら動物病院に行って健康診断と血液検査、そしてマイクロチップの埋め込みを予定しているので、現在ハーネスに慣れるべく毎日少しずつハーネスを着ける訓練をしているところ。初日は歩けなくなってたけど、数日でここまで慣れた。

写真でもわかるようになんとなく長毛が混じっているのと、黒い毛色に白じゃなくてプラチナのような毛先が混じっている。首の横のタテガミが北大路欣也さんのモミアゲに見えて貫禄がある。腹もプラチナ色してて、全部の毛がものすごく細くてふわふわしてる猫っ毛。くぅさん一家はもう少ししっかりした毛だったので、このふわふわ具合はたまりませぬ。シッポは何が何だか分からないくらい込み入ってる。そしてよく動くしよく喋る。ボキャブラリはかなり多くて、慣れたら結構会話になりそうなので先が楽しみ。嫌がることはあっても怒ることはなくて、二度ばかりワタシの指を噛んだのは、つい野生の血が騒いだせいだと思われる。呼ぶとすぐに来るしゴロゴロ言いながらスリスリしつつ頭突きをゴツゴツかましてくる。自分の知らないモノに対しては最初にじっと構えて観察するところは賢そうに思えるがその実かなり天然。しかし世の中のクロネコってどうしてこうも天然率が高いんだろうか。

最後になったけどフルネームは「ヴァンデ・クローブ・ポッポ少尉」、コードネームは「クロッポ」。由来はもちろん ヴァンデ・グローブ からと、黒猫でセンターでの愛称がポッポだったところから。少尉なのはただの遊び心。先代のくぅさんはハチワレ商会のCEOだったしね。

そんなわけで末永く元気で頼むぞ!

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